差出人が分からない郵便物がポストに届いていて、中を見たら嫌がらせのように感じられるものだった…という経験がある人は少なくはないでしょう。
差出人不明郵便物には、大きく分けて3種類あります。脅迫のような内容の文章が添えられている嫌がらせ目的のものから、単に送り主が身元を書いていなかったり、書き忘れてしまっていたりするだけの場合もあります。
しかし、不審なものも多いのが事実です。そこで、こちらの記事では以下のような内容をご紹介します。
- 差出人不明郵便の種類
- 差出人不明郵便物の送り主と特定方法
- 差出人不明郵便物が届いた際の対処法
こちらの記事を参考に、差出人不明の嫌がらせ郵便物に適切に対処していけるようにしてください。
差出人不明郵便物とは
その名の通りで、「差出人が明記されていない郵便物」のことです。大きく分けて以下の3種類が挙げられます。
嫌がらせ目的の郵便物
何も書かれていない郵便物が連日投函される、脅迫や不快な郵便物など手口は様々です。
明確な基準はありませんが、「受け取った側が恐怖を感じる」「脅しを連想させる文面である」ならば、嫌がらせ目的の郵便物だと判断してよいでしょう。
このような郵便物を放置してしまうと、事件やトラブルの原因となってしまうため、早急な対処が必要です。
差出人が明記されていない普通郵便
普通郵便に限って、差出人の名前や住所が書かれていなくても、送り先の住所が正しければ配達は可能です。
最近はフリマアプリなどで普通郵便を使って商品を発送するケースも多く、その中には、身元の特定を避けるために差出元を記載せずに送る人もいます。また、単に差出人の名義を書き忘れてしまっただけという場合もあります。
そのため、差出人不明郵便物が全て嫌がらせ目的のものというわけではありません。
不特定多数への詐欺や勧誘の郵便物
身に覚えのない請求書や怪しい郵便物、勧誘の書類などのことです。
最近では、インターネット上で個人情報が流出してしまったり、SNSで身元が特定されてしまったりすることで届いてしまった可能性があります。
そのため、怖いからといって郵便物の文面を鵜呑みにして詐欺などの被害に遭わないようにして下さい。
差出人不明の嫌がらせ郵便物の送り主
差出人不明郵便物を嫌がらせ目的で送ってくる相手の候補としては、以下のような人物が挙げられます。
浮気相手
文面に自身の恋人に関して記述がある場合、自分か恋人の浮気相手が別れさせるために行っている可能性があります。
自分自身に心あたりがなければ、嫌がらせ郵便物を見せた上で、恋人と話し合うところから始めるのがおすすめです。
近隣の住人
騒音やニオイ、ルールを守らないといった理由で不満を抱いている近所の人が行なっている場合もあります。もし、過去に上記のような事で誰かに注意されたことがある、万が原因に心あたりがある場合は自身の行動を見直すことも必要です。
その上で嫌がらせ郵便を送って来たことについては、適切な対応を心がけましょう。
ただし、近所の方が犯人の場合、問題がこじれると悪い噂が広がってしまったり、問題が大きくなったりするおそれがあります。最悪、その家に住み続けるのが厳しくなってしまう恐れもあるため、注意が必要です。
ストーカー
自分に対して、一方的に恋愛感情を抱いた人物が、一種のアプローチとして行なっている場合もあります。
ストーカーはれっきとした犯罪です。
もし相手に心当たりがあるのであれば、郵便物を見せた上で警告するようにしましょう。
ただし、2人きりの場でやりとりすると性犯罪などに巻き込まれるリスクがあるため、第3者(警察や弁護士などの専門家)に立ち合いをお願いするようにして下さい。
職場の同僚、上司
職場内で不仲な相手が、帰り道や会社の情報をもとにして自宅を特定し、嫌がらせ郵便を送ってきている可能性もあります。その場合は、証拠を掴んだ上で会社に相談するのがおすすめです。
自分の身の周りの人物に関して、一度見直してみてください。
愉快犯
相手のリアクションを見るのが面白い、嫌がらせという行為事態を楽しんでいる人もいます。
この場合は特定するのは困難でしょう。以降で紹介する対処法などで人物を特定の上、警察などに相談してください。
差出人不明の嫌がらせ郵便物が届いた際の対処方法
差出人不明の嫌がらせ郵便物 への対処法としては、以下のような手段が挙げられます。
郵便局から配達されるものに対しては受取拒絶をする
郵便局を経由して届けられている郵便物であれば「受取拒絶」をすることで対策可能です。
受取拒絶とは、嫌がらせで届けられる郵便物を届けないでほしい、と郵便局に依頼できるシステムです。 以下のような手順で行います。
- 郵便物を開封する前に、受取拒絶の旨をを記載したメモかふせんなどを郵便物に貼りつける
- 郵便物に印鑑を押すか、署名を書く
- 以下のいずれかの方法で2まで完了させた郵便物を郵便局へ送付する。 ※この時、切手は不要です。
- 配達員に受取拒絶しない郵便物を手渡しする
- お近くの郵便局に持っていく
- ポストに入れる
これで該当の郵便物は届かなくなります。
ただし、郵便局を経由せずに送られてくる差出人不明郵便物や、直接相手から自宅のポストに入れられている嫌がらせ目的の郵便物には効果がないです。
郵便局以外の場所から送られてきている物で、配達をした事業者が分かる場合はそちらに連絡して、郵便物を送ってこないで欲しい旨や、必要な手続きなどについて確認してください。
送り主が直にポストに入れてきている場合
以下のような手段で犯人を特定するのがおすすめです。
- 監視カメラの設置
- 警察や探偵などに相談する
また、アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいの方の場合は管理会社に相談して対処してもらえないかお願いしたり、信頼できる方がお近くにお住まいであったりするならば、怪しい郵便物を投函している人物を見たことないか情報収集をしてみるのも一つの手段です。
注意点としては、警察に相談しても事件性が薄い場合は対応してもらえない可能性もあります。その時は、自分一人で解決しようとしてはいけません。問題が拗れてしまい、新たなトラブルが発生してしまう危険性があるためです。
適切な道具を使ったり、探偵などの専門家に確実な証拠を押さえてもらったりした上で、裁判などで嫌がらせをやめさせるようにしましょう。
まとめ
- 差出人不明郵便物には嫌がらせ目的、差出人の身元の書き忘れや未記入の普通郵便、不特定多数に当てた犯罪や勧誘目的のものの3種類に分けられる
- 差出人不明郵便物を嫌がらせ目的で送ってくる犯人には様々な候補が挙げられるため、可能な限り絞り込んだ上で対処を検討すること
- 嫌がらせ目的の差出人不明郵便物が郵便局経由で送られてきている場合は受取拒絶で対策を、直接ポストに投函されている場合は犯人を特定の上裁判などで解決すると良い
このように、差出人不明郵便物の多くは何かしらの事件やトラブルの元となるものです。
そのため、大きな事件になってしまう前に、専門家などに協力を要請したり、犯人を特定して明確な証拠を提示したりするなどの上で、解決を試みるようにしてください。警察に相談して取り合ってもらえなかったからと、相手を決めつけて自力で解決しようとすると、むしろ嫌がらせが深刻になって、何かしらの被害者になってしまうおそれがあります。
そのため、証拠をしっかりと押さえた上で正しい手段をもって事態を収束させるようにしましょう。
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